不動産鑑定評価基準の正常価格とは?

正常価格とは?

正常価格というのは、
市場性を有する不動産について、
「現実の社会経済情勢の下で合理的と考えられる条件を満たす市場」
で形成されるであろう

 

市場価値を表示する
適正な価格のことをいいます。

「現実の社会経済情勢の下で合理的と考えられる条件を満たす市場」?

「現実の社会経済情勢の下で合理的と考えられる条件を満たす市場」
というのは、次の3点を満たしたものです。

 

■市場参加者が自由意志に基づいて市場に参加、参入、
 退出が自由であること。

 

■取引形態が、市場参加者が制約されたり、売り急ぎ、
 買い進み等を誘引したりするような特別のものではないこと。

 

■対象不動産が、相当の期間市場に公開されていること。

不動産鑑定評価基準の正常価格とは?

平成15年改正施行された不動産鑑定評価基準では、
旧基準の正常価格の定期の明確化が図られ、
新たに定義づけが行われています。

 

不動産の鑑定評価によって求める価格は、
基本的にはこの正常価格になるということです。

 

ちなみに、正常価格に対する価格としては、
次のような価格があります。

 

■限定価格
■特定価格
■特殊価格

 

スポンサーリンク