効果的な繰り上げ返済とは?

住宅ローンは退職前に完済すべき?@

巷の書籍や雑誌などを見ますと、
「定年までには、住宅ローンを完済すべき」
とか
「老後に住宅ローンは持ち越さない」
などと書かれていたりします。

住宅ローンは退職前に完済すべき?A

もちろん、退職して収入もないのに
住宅ローンだけが残っている
というのはいいことではありませんので、
退職前に住宅ローンは完済しているほうがいいに決まっています。

 

といっても、だからといって
普段の生活をギリギリまで切り詰めて、
住宅ローンを返済しながら貯蓄をし、

 

ある程度貯まったところで繰り上げ返済を行い、
返済期間を短縮して
退職前の完済を目指すというのも何か変です。

 

つまり、定年退職したときには、
確かに住宅ローンはなくなったけれど、
貯蓄はなし、

 

しかも苦労してマイホームを手に入れたのに、
その途端に倹約生活が始まる
というのでは何か違うのではないかということです。

 

そもそもこうした
無理な繰り上げ返済をしていかなければ、
退職前の完済ができないような住宅ローンを
組んでいること自体に問題があるといえそうです。

 

こうしたことを考えましても、
しっかりとしたライフプランを作成した上で、
住宅ローンは選択するということが
非常に重要であるということがわかります。

効果的な繰り上げ返済とは?

繰り上げ返済は、
できるだけ早く実行することが効果的です。

 

それにより、金利の削減効果が大きくなるからです。

 

また、複数の住宅ローンを利用しているケースでは、
ローンの残期間や残高が同じであれば、
金利が高いローンの方を
繰り上げ返済の対象にした方が効果は大きくなります。

 

できるだけ繰り上げ返済を効果的に行うためにも、
まず金融機関の繰り上げ返済に関する要件を
十分に確認しておくことが重要です。

 

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