40代は60歳からの収入が当てにならない？①
前述したような条件、すなわち、
現実的には、20年から25年の借入期間の
住宅ローンを組むことになるであろう40代の人にとっては、
物件の選択も重要になってきます。
40代は60歳からの収入が当てにならない？②
といいますのは、
平成25年4月以降は、高年齢者等雇用安定法により、
何らかの形で65歳まで
雇用していかなければならないということになっていますが、
60歳までと同じ条件というのは、実際には困難であり、
むしろ減収になることの方が多いのではないかと思われるからです。
また、年金についても、
現在60歳支給から65歳の支給へと移行している最中であり、
昭和36年4月2日生まれ※以降の人の年金は
65歳からの支給となります。
こうしたことを考慮しますと、60歳から65歳の間の収入については、
過度な期待はできないといえそうです。
※女子の場合は5年遅れとなります。
40代が選択する住宅ローンは？
前述したような点から、
住宅ローンは、
60歳までに完済できるような計画を立てたほうが
よいのではないかと思われます。
具体的には、
現在の金利水準と今後の見通しを考慮したうえで、
変動金利型を選んでおき、
できるだけ低い金利で少しでも早く返済を行い、
元金を減らしていくのも選択の1つになりそうです。
なお、様々なシミュレーションを行ってみることが重要です。