長期でローンを組むケースは?

長期のローンには全期間固定金利がいい?@

住宅ローンを実際に組むことになった場合、
50代の人を除いては、

 

多くの人が30年から35年の住宅ローンを
組んでいるのではないかと思われます。

長期のローンには全期間固定金利がいい?A

というのは、返済負担率を考えますと、
どうしても長期のローンを組まざるを得ない状況の人が
圧倒的に多いと考えられるからです。

 

このような長期のローンを組む場合には、
当然のことながら金利動向には注意する必要がありますが、
そうはいっても30年間の金利動向を
正確に読み切れるはずはありません。

 

よって、もし金利動向を気にするのが嫌だということであれば、
全期間固定金利で借りればいいということになります。

具体的には?

次のような例で、シミュレーションしてみたいと思います。

 

<ケース1>
■借入金額:3,000万円
■金利:2.87%
■借入期間:35年

 

この場合の返済額は
月々113,289円、年間136万円になります。

 

136万円ということは、年収500万円の人ですと、
返済負担率は、27.2%(136万円÷500万円×100%)になります。

 

ただし、返済負担率は25%以下にしておきたいので、
このケースの場合ですと、借入額を減らすことを検討したいです。

 

ちなみに、年収600万円の人の場合には、
返済負担率は、22.7%(136万円÷600万円×100%)ですから、
これでしたら大丈夫だと思われます。

 

<ケース2>
■借入金額:3,000万円
■金利:2.52%
■借入期間:20年

 

この場合の返済額は
月々159,000円、年間191万円になります。

 

191万円ということは、年収600万円の人ですと
返済負担率は、31.8%、年収700万円でも27.3%
と、危険水域になります。

 

よって、3,000万円借りる場合には、
年収が600万円以上でないと
35年の長期ローンを組まざるを得ないということがわかります。

 

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