家計の変化に対応した返済方法とは?@
住宅ローンを家計の変化に対応させるには、
次のようなポイントを押さえておきたいです。
●将来的に家計が変化しても返済していけるように、
無理のない範囲で借りておくのが前提となります。
家計の変化に対応した返済方法とは?A
●将来的に収入が減る・支出が増える可能性があるのであれば、
その前に繰り上げ返済をしておくようにします。
●将来的に住宅ローン返済が家計を圧迫する心配があるのであれば、
繰り上げ返済は返済額を減らせるタイプにしておきます。
なお、繰り上げ返済は、
すればするほど将来の返済がラクになりますが、
貯金のすべてを繰り上げ返済せずに、
将来の収入ダウン・支出アップに備えて
貯金を残しておきたいところです。
将来の収入増減に合わせた資金計画とは?
将来的に家計の余裕が少なくなる可能性がある場合には、
住宅ローンは返済額が増えない、
全期間固定金利型が安心といえそうです。
というのは、全期間固定金利型は、
元利金等返済の場合は
返済額が一定だからです。
ただし、元利金等返済は金利が高めですので、
借入額のうちの一部を
変動金利や短期の固定期間選択型にする
という方法もあります。
つまり、家計が変化するまでの間に、
低金利の恩恵を受けつつ、
繰り上げ返済と併用しながら返済するのです。
ちなみに、この方法は、
全期間固定比率が高い方が安心なので、
金利が変動する借り入れは
短期間で完済してしまいます。
なお、共働きであれば、
ペアローンで妻の借り入れを
10年固定で10年返済などにする方法もあります。