親からの借金の注意点(2)

返済期間とは?@

返済期間については、
親が生きているうちに返済できるくらいの期間でないと、

 

返すつもりがないと
税務署に判断されてしまう可能性があります。

返済期間とは?A

よって、長くても、親の平均寿命、
すなわち男性であれば80歳、
女性であれば82歳前になるような
期間にしておくのが望ましいと思われます。

金利はどうする?

金利についても、
あまりにも低すぎると
贈与と判断されてしまう可能性があります。

 

よって、民間金融機関の店頭金利より
若干低めという程度が
無難なところではないかと思われます。

 

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金利が贈与と判定されても贈与税はかからないのでは?

金利につきましては、
年間110万円までの金利であれば、
贈与の年間基礎控除内であり、
実際には支払う必要がないという見解もあります。

 

しかしながら、この件に関しましては、
管轄の税務署で実際に相談のうえ、
借用書の作成や利子の支払方法についての
取り決めを行ったほうがよいのではないかと思われます。

 

ちなみに、贈与税の税率は、
次の表のようにかなり高いですから注意が必要です。

 

⇒ 税額=(X)×(Y)−(Z)

 

<贈与税速算表>

取得分の金額(X) 税率(Y) 控除額(Z)
〜200万円以下 10%  
200万円超〜300万円以下 15% 10万円
300万円超〜400万円以下 20% 25万円
400万円超〜600万円以下 30% 65万円
600万円超〜1,000万円以下 40% 125万円
1,000万円超 50% 225万円

 

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