50代が選択する住宅ローンは?

返済に退職金を使うのは?@

50代の人が、まず一番に考えなければならないのは、
とにかく定年までの時間がないということです。

 

住宅ローンは、最後には退職金で支払えばいい
という考えの人もいるかもしれませんが、

 

基本的には
定年までに完済するようなプランの設定の方が
望ましいといえます。

返済に退職金を使うのは?A

というのは、定年後に老後の資金を蓄えていく
というのは大変なことだからです。

 

もちろん65歳を過ぎても、すぐに次の仕事があって、
また収入面においても現役時代と変わらない
という状況にあるのであれば、
退職金で住宅ローンを完済してしまっても問題ありません。

 

しかしながら、一般的には
次の職場が決まらなかったり、
もし仕事があったとしても
収入が激減することが多いのではないかと思われます。

 

そのようなことを考えますと、
退職金は、ゆとりあるセカンドライフを送る上での
重要な柱になるといえそうです。

老後は年金だけでは無理?

『生活保障に関する調査』
という生命保険文化センターが3年に1度実施している調査があるのですが、
この調査によりますと、

 

老後の最低日常生活費の平均は23.2万円、
ゆとりある老後生活費の平均は38.3万円
という結果になっています。

 

この調査を見ますと、
とても年金だけでは無理という結果になっていますので、
働けるのであれば賃金、働けないのであれば貯蓄の取り崩しなどによって、
年金との差額については対応していく必要があります。

 

そのためにも、退職金は住宅ローンの支払いに使ってしまわずに
置いておくほうがよいと思われます。

 

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